パソコンショップPC WRAPです。
PCがディスプレイに映像を映し出すためのパーツで、ビデオカードとも呼ばれます。
動画再生や簡単な映像編集程度なら、PCに標準で搭載されているグラフィック機能で十分ですが、3Dゲームや高解像度のゲームをプレイするなど、高度な映像処理をする場合にはグラフィックボードが必要になります。
映像データを処理しディスプレイに表示命令を出すパーツ
- パソコンの映像出力を担う
グラフィックボードとはディスプレイに画像や映像を映すための部品です。
通常グラフィックボードはCPUやマザーボードといった部品の中にも組み込まれており、
それで画像や映像を映し出しています。
しかしそれだけでは、高画質の画像や映像は映し出せません。
その為、高画質の画像や映像を映し出すためには、独立したグラフィックボードが搭載されているパソコンが必要です。
独立したグラフィックボードが搭載されているパソコンであれば、コンマ数秒を争うゲームや高画質の映像編集でも、きれいでなめらかな映像を実現します。
ゲームをより楽しみたい方や、画像や映像編集を仕事にしている方にとっては必要なアイテムと
言えるでしょう。
グラフィックボードの種類
グラフィックボードには、NVIDIA社のGeForce/Quadroと、AMD社のRADEONがそれぞれ
シリーズを展開しています。そのためこの2社の製品いずれかから選ぶことになります。
- NVIDIA GeForce
「GeForce RTX 40XX」シリーズ「GeForce RTX 30XX」シリーズ「GeForce GTX 16XX」シリーズといった名称で展開されています。
基本的に数字が大きければ大きいほど高性能になり、2023年1月現在では「GeForce RTX 4090」が最も高性能な商品です。
また、多くのパソコンメーカーでは、NVIDIA社のグラフィックボードを基準に作られています。
そのためゲームをプレイするときの動作保証がついていることが多く、ゲームをプレイする方にとっては
おすすめの商品となります。 - NVIDIA Quadro
「Quadro」シリーズは主に業務向けで展開されています。
3Dモデルの制作や3D CGのレンダリング、設計ソフトのCAD、動画編集、イラスト制作といったクリエイティブ分野の作業が主な用途で、企業やプロが導入するケースが多いです。
従来はQuadroシリーズとして展開していましたが、最新世代はNVIDIA RTXシリーズという名称になっています。また、両シリーズはNVIDIAがグラフィックボードそのものも生産しており、サードパーティー製のグラフィックボードはありません。 - AMD RADEON
「Radeon RX 6XXX」シリーズなどがあります。
こちらも数字が大きければ大きいほど高性能になり、2023年1月現在では「Radeon RX 7900 XTX」が最も高性能な商品です。
AMD社のグラフィックボードは、マルチメディア(映画やアニメ等)の動画再生機能に優れています。
そのため画像・動画編集を仕事にしている方にはおすすめの商品です。
こんな方にグラフィックボード搭載PCはおすすめ
高画質でゲームを楽しみたい
CPU内蔵型のGPUでは高い負荷に耐えられず、(動きがカクカクするなど)十分に楽しむことができません。
そのため、別途グラフィックボードを購入するか、搭載済のゲーミングパソコンを購入する必要性があります。
また、フルHDは勿論、WQHD(2560*1440)や4K(3840*2160)と言った高解像度出力が可能なので
普段のゲームプレイも快適におこなう事が出来ます。
画像・動画編集を効率よくおこないたい
画像・動画編集を仕事にしている方も、グラフィックボード搭載パソコンの購入をおすすめしています。
近年のテクノロジーの進歩により、画像も動画もどんどん高画質化が進んでいます。
しかしそれに伴いソフトが重くなり、編集速度が落ちてしまうという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。これまでソフトが重いと悩んでいた方にとっては、そんな悩みとはもうおさらば。
快適な仕事環境を実現するためには、性能の高いグラフィックボード搭載パソコンを購入しましょう。
マルチモニター構成時でも動作が滑らか
複数のディスプレイを1台のパソコンに繋げた「マルチモニター」で使用する時にもグラフィックボードが
活躍します。
オンボードグラフィックでも複数画面表示は可能ですが、繋げるディスプレイが多くなればなる程パソコンへの
負荷が大きくなります。
グラフィックボード搭載品であれば映像処理を担ってくれるのでスムーズな処理が可能となります。
グラフィックボードの選び方
パソコンゲームや3Dグラフィックを扱うソフトを使用する場合は、使いたいソフトやアプリの動作環境を
満たしているかが大事です。
プレイするゲームタイトル・ソフトで選ぶ
推奨動作環境ぎりぎりのグラフィックボードでは、描写ユーザーが密集した場所を描画する、戦闘や爆発が重なるなど、処理が重くなる際には著しくfpsが落ちる場合がありますので、それの少し上の性能のグラフィックボードを用意するのが良いでしょう。
下記記事では「必要環境と推奨環境の違い」について解説しています。
出力端子を確認する
使用したいディスプレイに合う端子を搭載しているか、必要な数の端子数を備えているかも必ず確認しましょう。
2023年現在ではデジタル出力できる「DVI・HDMI・DisplayPort」のいずれかを搭載したモデルが一般的ですが4Kなどの高解像度ディスプレイの導入を検討している人は、大容量データを転送できる「DisplayPort」や「HDMI 2.0」以降に対応したモデルが選択肢となるでしょう。
下記記事では「ディスプレイの解像度や機能・接続に使う端子」について解説しています。
主なグラフィックボード販売メーカー
■ASUS
■MSI
■GIGABYTE
■玄人志向
■SAPPHIRE
■ZOTAC
■ASRock
■Palit Microsystems
まとめ
コンテンツを作るのはNVIDIA RTX / Quadro、楽しむのはGeForce
両者の用途は重なる部分もありますがが、おおまかに区別するなら…
- NVIDIA RTX/Quadroシリーズはコンテンツのクリエイター向け
- GeForceシリーズはユーザー向け
と言えますが、最適化の度合いを無視した場合、本来の用途に合わない使い方も可能です。
しかし、それぞれに得意な分野があるため用途に合わせて使い分けるのが良いかと思います。
特にNVIDIA RTX/Quadroシリーズの使用を指定されるようなソフトは業務で使うことが多いかと思います。
業務用途では安定して動作することが、何にも代えがたいメリットになりますね。
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