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パソコンの周辺機器の一つである「ディスプレイ」
自宅にパソコンがなくても一度は耳にした事があるのではないでしょうか。
今回はディスプレイ購入に際に役立つ解像度や規格などをご説明します。
ディスプレイはモニターやテレビと違うの?
まず、パソコンにおいてのモニターはディスプレイと同じ意味で用いられています。
呼び方が異なるだけで、両者が指しているのは同じものなんです。
しかし、ディスプレイやモニターは、家庭用のテレビとは異なるものと認識されていますが
液晶テレビ側にパソコンとの接続が可能な映像入力端子が備わっている場合
パソコンのディスプレイとして使用することも可能です。
と、言う事は?
テレビに搭載されているHDMI入力端子へノートパソコンやデスクに搭載されている
HDMI出力端子と接続しノートパソコン内の画像や動画ファイルを
大画面で見る事も可能なんですよ♪
しかも、HDMI端子は音声と映像を同時に出力出来るのでテレビのスピーカーから
音声出力可能なのも良い点ですね♪
解像度ってなんのこと?
軽く接続方法に触れた所で次はディスプレイの解像度について説明しますね。
解像度とは「ディスプレイの横と縦にどのぐらいのマス・区画」があるかということです。
ディスプレイのスペック表に「 フルHDやWQHD 」等と記載されているのを目にした事は
ありませんか?中には「4K」等テレビと同じような記載がされている物もありますよね。
この「 フルHDやWQHD 」と言うのは解像度を指しておりPCのディスプレイには
ドット(画素、またはピクセル)と呼ばれる点が縦横に無数に並び、其々のドットを
点灯させる事で画像などの表示を作り上げています。
その為、画面の縦方向と横方向に並べることが出来るドットの数が多ければ多い程
画像を緻密に表示できることになります。
例:「1280×1024」と呼ばれる解像度のモニターの場合
横に1280・縦に1024のドットが並んでいる事になります。
■ドット数が少ない(画像が粗い)=解像度が「低い」
■ドット数が多い (画像が鮮明)=解像度が「高い」
上記理由により、「1280×1024」よりも「1920×1080」の方が画質が良い
と言う事がわかりますね。
ディスプレイと解像度の関係
上記にて「ドットの数が多ければ多い程高画質」と説明しましたが
数字だけでは中々想像しにくいかと思います・・・。
そうした声が多々上がったのか現在”通称”と呼ばれる別名にて表記されている事が多いです。
下記表は”通称”と解像度を纏めたものになります。
サイズの名称 | 解像度(縦✕横) | 備考 |
---|---|---|
WXGA (Wide-XGA) | 1280×768 | |
XGA+ | 1152×864 | |
WXGA (Wide-XGA) | 1280×800 | |
FWXGA(フルワイドXGA) | 1366×768 | ノートパソコンに多い |
Quad-VGA | 1280×960 | |
WXGA+ (Wide-XGA+) | 1440×900 | |
SXGA (Super-XGA) | 1280×1024 | |
SXGA+ | 1400×1050 | |
ハイビジョン (地上デジタル) | 1440×1080 | |
WSXGA (Wide-SXGA) | 1600×1024 | |
WSXGA+ (Wide-SXGA+) | 1680×1050 | |
UXGA (Ultra-XGA) | 1600×1200 | |
FHD(Full-HD) | 1920×1080 | ディスプレイでは最も主流な解像度 |
WUXGA (Wide-UXGA) | 1920×1200 | |
QWXGA (Quad-Wide-XGA) | 2048×1152 | |
QXGA (Quad-XGA) | 2048×1536 | |
WQHD (Wide-Quad-HD) | 2560×1440 | |
WQXGA (Wide-QXGA) | 2560×1600 | |
QWXGA+ (Quad-Wide-XGA+) | 2880×1800 | |
WQHD+ (Wide-Quad-HD+) | 3200×1800 | |
QUXGA (Quad-Ultra-XGA) | 3200×2400 | |
4K | 3840×2160 | |
8K | 7680×4320 |
※メーカーにより表記方法に違いがあります事ご留意くださいませ。
PC用モニターには3つの駆動方式がある
応答速度 | 視野角 | コントラスト | 色再現性 | |
---|---|---|---|---|
TN型 | 速い | 狭い | 普通 | 低い |
VA型 | 普通 | 普通 | 高い | 普通 |
IPS型 | 遅い | 広い | 低い | 高い |
モニターに使用されている液晶パネルは、大きく分け3種類あります。
ざっくり言うと、TNパネルを使ったモニターは価格が安めな事が多いですが
IPSパネルを使ったモニターの場合価格は高くなります。
ただし、価格が安いTNパネルが良くないという訳ではないんです。
上記の表に記載している通り3種類のパネルには其々メリットデメリットがあり
使用用途に応じて選ぶ必要・メリットがあります。
規格は理解したけど何を基準にすればいいのかわからない・・・って方向けに
説明すると下記のような感じです。
■TNパネル・・・応答速度が良いのでゲームに最適!ゲーミングモニターに多い
■VAパネル・・・黒色やコントラストにメリハリがある、映像鑑賞するならお勧め
■IPSパネル・・・色の再現性と視野角が広いのでクリエイターお勧め
・商品の駆動方式が知りたい場合
各検索エンジンへ記載型番を入力し検索いただくとメーカーサイト等出てきますので
お好みにあった駆動方式の商品をお選びいただければと思います。
ミーティング時大人数で1画面を共有したい時は視野角の広い IPS液晶モデル を選択し
とにかく表示出来る安価なモニターが欲しい場合 TNパネル を選択すると良いですね。
目に優しい機能色々
モニター画面の表面加工には、光沢タイプのグレアと非光沢タイプのノングレアがあります。
■グレア・・・表面が艶々で映像表示が綺麗だが背景の映り込みが激しい。
■ノングレア・照明などの映り込みがあまりなく、長時間見ていても疲れにくい。
目に優しいと言う点では、ノングレアの方が適していると思います。
・ブルーライト軽減機能
モニターから発せられるブルーライトは、目に良くない影響があると言われています。
ブルーライトをカットするパソコン用メガネ等と同じく、このブルーライト低減機能が
モニター自体に搭載されているものがあります。
ただし、ブルーライト低減機能を使うと一定域の可視光線がカットされるので
モニター表示が「黄色~赤色」がかってしまうのが難点です。
物理的なモニター調節機能
次は、物理的にモニターの高さや角度を調節する機能についてです。
モニターの物理的な調節機能は疎かにすると後々困る場合があります。
主に4つの調節機能について解説ていきたいと思います。
■リフト・・・上下方向の高さ調節
■チルト・・・上下方向の角度調節
■スイベル・・左右方向の角度調節
■ピボット・・・・縦横の回転調節
【番外】
モニターアーム・・・簡単に言うと「モニターを机(壁)に固定するマウントアーム」の事です。
付属のスタンドを使用せずモニターアームを使用する事で、モニター下のスペースが空いたり
モニターアーム側で高さ調節や上下のチルト機能を増やす事が出来ます。
※使用にあたってはモニター側にVESAマウントが搭載されている必要があります。
その他モニター選びで注意したほうがいいこと
■モニターを置くスペース・・・デュアルモニターにしたい場合スペースを必ず確認する。
■接続端子・・・・・・映像出力機器側とモニター搭載されている映像接続端子を確認する。
■解像度・・解像度が高いモニターの場合はモニターサイズもある程度大きくした方が良い。
まとめ
スクエアサイズからワイドサイズモニターに変更すると横方法の表示領域が拡大するので
エクセルのセルが多く表示出来たりブラウザ閲覧時もコンテンツが多く表示出来ます。
更にデュアルモニターにすれば、左画面ではデータ作成を行い右画面では参考データを閲覧等
わざわざ表示を切り替えなくてもマウス操作だけで快適な作業が出来るようになるのでお勧めです。
尚、ディスプレイの性能や特徴は製品によって異なる為、サイズや値段だけを見て選ぶのではなく
自分の使用用途に適した性能を持っているかどうかの確認が大切です。
使い道に合わせて上手にディスプレイを選び、快適なパソコン環境を構築しましょう!
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