ウェブブラウジング、文書作成、メールの送受信など、日常的な作業で十分な性能を発揮するのがPentium・Celeronです。
価格も比較的安く、コストと性能のバランスが良いCPUシリーズですが、種類が多く「どれを選べばいいかわからない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Intel(インテル)のPentium・Celeronシリーズについて、世代(発売年)の見分け方や型番の読み方、性能の違いを初心者にもわかりやすく解説します。
【結論】
Pentium・Celeronの世代は「型番の数字」で見分けることができます。
例:
G6400 → 第10世代
G5400 → 第8世代
数字が大きいほど新しいCPUと覚えておけばOKです。
Intel CPU(Pentium・Celeron)の世代一覧
Core iシリーズと同様に、Pentium・Celeronにも「世代」という概念があります。
世代とはCPUの設計や技術の新しさを表しており、新しい世代ほど性能・省電力性能が向上しています。
人間でいう「○○世代(Z世代など)」のようなものとイメージするとわかりやすいでしょう。
| 世代 | 開発コードネーム | 販売開始日 |
|---|---|---|
| 第1世代 | Nehalem | 2008年~2011年 |
| 第2世代 | Sandy Bridge | 2011年1月9日 |
| 第3世代 | Ivy Bridge | 2012年4月29日 |
| 第4世代 | Haswell | 2013年6月2日 |
| 新第4世代 | Haswell Refresh | 2014年5月11日 |
| 第5世代 | Broadwell | 2015年6月18日 |
| 第6世代 | Skylake | 2015年8月7日 |
| 第7世代 | Kaby Lake | 2017年1月6日 |
| 第8世代 | Coffee Lake-S | 2017年11月2日 |
| 第9世代 | Coffee Lake-S | 2018年10月20日前後 |
| 第10世代 | Comet Lake-S | 2020年4月30日発表 |
| 第11世代 | ー | ー |
| 第12世代 | Alder Lake-S | 2021年11月4日発売 |
| ー | ー | ー |
※2022年10月時点でのIntel Celeron / Pentium CPUの最新世代は第12世代となります。
※2023年よりCeleron / Pentiumブランドは廃止され、Intel Processorと言うブランドに統合されました。
※開発コードネームは代表的な物を記載しています。
【最重要】Intel CPU(Pentium・Celeron)の世代の見分け方
Pentium・CeleronはCore iシリーズと違い、「第〇世代」という表記がないため型番から判断する必要があります。
例
- Pentium G6400
- Celeron G5900
見分けのコツ
数字部分に注目します。
ざっくり世代の見分け方
以下の早見表を覚えてしまえば、型番から世代を一瞬で判断できるようになります。
G6xxx → 第10世代
G5xxx → 第8~9世代
G4xxx → 第6~7世代
G3xxx → 第4世代
| 世代 | 開発コードネーム | 表示例(型番) |
|---|---|---|
| 第1世代 | Nehalem | Pentium G6950 |
| 第2世代 | Sandy Bridge | Pentium G650 , Celeron G620など3桁 |
| 第3世代 | Ivy Bridge | Pentium G2030 , Celeron G2120など |
| 第4世代 | Haswell | Pentium G3220 , Celeron G3420など |
| 新第4世代 | Haswell Refresh | Pentium G3220 , Celeron G3420など |
| 第5世代 | ー | ー |
| 第6世代 | Skylake | Pentium G4520 , Pentium G4400など |
| 第7世代 | Kaby Lake | Pentium G4620 , Pentium G4560など |
| 第8世代 | Cofee Lake-S | Pentium G5400 , Celeron G4920など |
| 第9世代 | Cofee Lake-S | Pentium G5420 , Celeron G4950など |
| 第10世代 | Comet Lake-S | Pentium G6400 , Celeron G5900など |
| 第11世代 | ー | ー |
| 第12世代 | Alder Lake-S | Pentium G7400 , Celeron G6900 |
| ー | ー | ー |
※CPU型番表記はあくまで一例となり、その他様々な型番が存在します。
基本的に「数字が大きいほど新しい」と考えてOKです。
Pentium・Celeron CPUの違い
PentiumとCeleronは同じIntelのエントリークラスCPUですが、性能には違いがあります。
主な違い
- Pentiumの方が高性能
- キャッシュ容量が多い
- クロックがやや高い
- 一部モデルでは処理効率が良い
使い分けの目安
■Celeron
- ネット閲覧
- メール
- 軽い事務作業
■Pentium
- Office作業
- 複数アプリの同時使用
- 軽い画像編集
少しでも快適に使いたい場合はPentiumがおすすめです。
より高性能なCPUを探している方は、Core iシリーズについてもチェックしてみてください。
▶ Core iシリーズについて詳しく見る
世代が違うと何が変わる?
CPUの世代が違うと以下の点が変わります。
処理性能の向上
同じPentiumやCeleronでも、世代が新しいほど処理能力が高くなります。
特に動画視聴やブラウザの動作に大きく影響します。
消費電力の改善
近年のCPUは省電力化が進んでおり、ノートPCではバッテリー持ちが向上しています。
内蔵GPUの性能向上
グラフィック性能も改善されており、動画再生や軽いゲームがよりスムーズになります。
対応規格の違い
世代によって以下のような対応が変わります。
- メモリ(DDR3 / DDR4 / DDR5)
- Windows対応(特にWindows11)
- SSDやPCIe規格
体感的には第8世代以降であれば、現在のWeb閲覧やOffice作業も快適に行えるレベルです。
IntelとAMDの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考になります。
▶ IntelとAMDの違いを比較する
中古パソコン選びでの注意点
Pentium・Celeron搭載PCは中古市場でも多く出回っていますが、選ぶ際にはいくつか注意点があります。
古すぎる世代は避ける
第4世代以前のCPUは動作が重く感じることが多く、現代の用途では厳しい場合があります。
目安としては以下がおすすめです。
- 最低ライン:第6世代以上
- 快適ライン:第8世代以上
メモリとのバランスも重要
CPUだけでなく、メモリ容量も動作に大きく影響します。
- 4GB → 最低限
- 8GB → 快適に使える
ストレージはSSDを選ぶ
同じCPUでも、HDDとSSDでは体感速度が大きく変わります。
中古PCを選ぶ際はSSD搭載モデルを優先しましょう。
CPUのグレードは幅広い
Intel CPUは用途や性能によってグレード分けされており、以下の順で性能が高くなります。
(高) Core i9 > Core i7 > Core i5 > Core i3 > Pentium > Celeron (低)
Pentium・Celeronはエントリー向けCPUに位置付けられ、価格が安い代わりに性能は控えめとなります。
AMDのRyzenシリーズについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
▶ Ryzen(AMD CPU)について詳しく見る
搭載されているCPUを確認する方法
世代やランク等が分かった所で、使っているパソコンのCPUスペックを確認してみましょう。
確認方法については下記動画で解説していますので是非ご覧ください。
※其々20秒あたりから見てください。
Windows7 OSの場合
Windows10 OSの場合
Windows11 OSの場合
Mac OSの場合
CPU関連まとめ記事案内
その他、CPUとはそもそもどのような物なのか・使っているパソコンのスペック確認方法等も解説しています。


Pentium・Celeronはどんな人におすすめ?
これからPCを購入する方向けにおすすめのユーザー像をまとめます。
Celeronがおすすめの人
- とにかく安くPCを買いたい
- ネットやYouTubeが中心
- サブ機として使う
Pentiumがおすすめの人
- 低価格でもある程度快適に使いたい
- Office作業をしたい
- 複数タブを開いて作業する
よくある質問(FAQ)
Q1. PentiumやCeleronは遅いですか?
用途によって異なりますが、日常用途であれば十分に使用可能です。
- ネット検索
- YouTube視聴
- 文書作成
これらであれば問題なく動作します。
ただし、動画編集やゲームなど負荷の高い処理には向いていません。
Q2. PentiumとCore i3はどちらがおすすめ?
基本的にはCore i3の方が性能は上です。
- 長く使いたい → Core i3以上
- とにかく安く → Pentium・Celeron
という基準で選ぶと失敗しにくいです。
Q3. Windows11は使える?
第8世代以降であれば対応可能なモデルが多いです。
ただし公式要件に合致するか確認が必要です。
今後のIntel CPU事情について
記事内でも触れている通り、2023年以降はPentium・Celeronという名称は廃止され、「Intel Processor」というシリーズに統合されました。
しかし、実際の製品構成としては従来の位置付けが引き継がれており、
- Intel Processor → 旧Celeron相当
- 一部モデル → 旧Pentium相当
と考えて問題ありません。
そのため今後は「Pentium」「Celeron」という名称ではなく、型番や性能で判断する重要性がさらに高くなると言えるでしょう。
まとめ
Pentium・Celeronは現在でも価格重視のCPUとして一定の需要がありますが、世代や型番によって性能差が大きいのが特徴です。
- 型番を見るだけで世代はある程度判断できる
- 世代が新しいほど快適に使える
- Pentiumの方がCeleronより高性能
これらを理解しておくことで、「安かったけど遅いパソコンを買ってしまった」という失敗を防ぐことができます。
特に中古パソコンを選ぶ場合は「世代」で快適さが大きく変わるため、必ず確認しておきましょう。
中古パソコン選びで失敗したくない方は、以下ページで用途別におすすめモデルを確認できます。
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