HDDとSSDって何が違うの?

パソコン用語
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パソコンショップPC-WRAP(@PCWRAP)です。
今回はHDD / SSDと呼ばれるデータを保存する為の装置についてご紹介をしますね。

HDDとは?

※3.5インチHDD

HDDはHard Disk Drive(ハードディスクドライブ)の略で、データやプログラムなどを
電磁的に書き込んだり読み出したりする記憶装置です。
HDDの構造は、中にデータを記録するプラッタと呼ばれる磁性体が塗られた円盤が複数入っていて、磁気ヘッドで書き込み・読み出しをする仕組みになっています。
プラッタは高速で回転しているので、回転中に大きな衝撃が加わると、プラッタとヘッドが
接触するなどして破損やデータ消失等、動作不良の原因となることがあります。

HDDのメリット

1.SSDと比べて1ドライブで保存できるデータ量が大きい
2.「容量単価」としては安価になる

HDDのデメリット

1.構造的に衝撃に弱い
2.消費電力が比較的大きい

HDDの大きさ

3.5インチ


※サイズ:約146mm*101mm*25mm

2.5インチ


※サイズ:約100m*69mm*9.5mm

HDDには種類がある

HDDの接続方式 ーSATA / IDE

HDDの接続方式およびサイズは大きく以下の2つあります。

IDE 40ピン(44ピン)もの端子が連結された幅広なケーブルで接続します。
1990年代から2000年代初頭にかけ販売されたパソコンに採用されていた規格です。
SATA 接続にはL字のケーブル1本で接続し、IDEと比較すると高速でデータ転送が行えます。
SATAには転送速度の規格が存在しますが現在SATA3.0(6Gbps)が主流です。

現在は、SATA(Serial ATA)が主流ですがそれ以前の規格では
「IDE(パラレルATA )」が使われていました。
SATAとIDEとは端子が異なり、接続形状の違いでもすぐ判断できます。

SSDとは?

※2.5インチSSD

SSDはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)の略で、HDDと同様の記憶装置です。
半導体素子メモリを使ったドライブ(記憶媒体)のことを指します。
大容量のデータを保管しておく媒体としては長年HDDが使われてきましたが
近年、SSDの容量が大きくなってきたこともあり、急速に普及しつつあります。
SSDは使い方や用途はHDDと全く一緒ですが、以下のような利点と弱点があります。

SSDのメリット

1.作動音がない
2.衝撃に強く、発熱、消費電力が少ない
3.読み書きの速度が非常に速い
4.HDDよりサイズが小さく、軽い
5.形状が様々で、PCの小型化に寄与している

SSDのデメリット

1.容量が少ない
2.まだまだ容量単価としての価格は高い
3.突然故障してデータの読み出しができなくなることがあり、データの救出が困難

SSDの大きさ

2.5インチ


※サイズ:約100m*69mm*9.5mm

SSDで代表的なサイズとしてよく見るのはこの 2.5インチ仕様の SSDではないでしょうか。
差込口は従来の L型の SATA端子を使用しているので HDDと同じ規格で互換性があります。

※通信速度はHDDよりも圧倒的に早く、最大の 6Gbps( 600MB/s)の速度の
上限に届きそうな数値まで速度が出ます。

M.2


※画像は M Keyタイプの M.2 2280
※サイズ:約22mm*80mm*2-3mm

2.5インチの物よりも小型で転送速度も速い次世代のストレージです。
その中でもタイプが SATAと NVMeの二つの接続タイプがあり、後者の方は
40Gbps(4,000MB/s)という SATA接続の約 7倍もの数値を出すことが出来ます。

mSATA


※サイズ:約29mm*50mm*4mm

M.2よりもさらにコンパクトなタイプ。
mSATAは SATA接続の為、最大速度は 6Gbps( 600MB/s)になります。

SSDには種類がある

SSDの接続方式と大きさ ーSATA / mSATA / M.2

SSDの接続方式およびサイズは大きく以下の3つあります。

M.2 2.5インチSSDよりコンパクトでmSATAよりも早い転送方式を使用できます。
デスクトップパソコンやノートパソコンで使用されています。
SATA 内臓HDDや2.5インチSSDの接続に使用します、デスクトップパソコンや
ノートパソコンで使用されています。
mSATA M.2より以前に使用されており、主にノートパソコンで採用されています。
SSDの転送方式 NVMe / SATA

SSDには大きく以下二つの転送方式があります。

SATA SSDが登場する前のHDDを接続するための転送方式。
その為SSDの場合せっかくの性能を発揮しきれない場合があります。
NVMe SSD本来の性能を引き出すための転送方式。
SSD用フラッシュメモリの種類

データを格納するフラッシュメモリの種類には以下があり、それぞれ速度/耐久性/価格に
特徴があります。
SLC、MLC、TLC、QLCとは ※2021年9月現在

種類 セルレベル 1セルあたりのビット数 速度 耐久性 価格
SLC シングルレベルセル 1bit記憶 とても速い とても高耐久 とても高い
MLC マルチレベルセル 2bit記憶 速い 高耐久 高い
TLC トリプルレベルセル 3bit記憶 普通 普通 普通
QLC クアッドレベルセル 4bit記憶 少し遅い 少し低い 少し安い
SSDはこんな方におすすめ!

1.パソコンの起動が遅いと感じている方
パソコンが起動し終わるまで数分掛かっている場合、SSDに変更する事で
起動時間を大幅に短縮することができます。
パソコンによりますが電源ボタンを押してなんと・・・
10秒程 で起動完了する場合もあります。

2.パソコンの動作が遅いと感じている方
アプリケーションソフトなどの起動時間も速くなるので、ストレス無く
パソコンを使うことが出来るようになります。

SSDの容量はどう選べばいいの?

当たり前ですが、使い方次第で選ぶ容量は変わってきます。
必要な容量を用途別に纏めてみましたので参考にしてみてください。

ライトな利用なら120GB~128GB

オフィスソフトなどで書類やExcelファイルを作成したり、インターネットや電子メールの
やりとりをするくらいのビジネス利用であれば120GB~128GBくらいの容量でも十分です。
あとは、保存データが増えてくるようであれば、クラウドドライブを利用したりUSBメモリ等を
利用したりすれば良いでしょう。

アクティブに利用するなら240GB~256GB

同じビジネス利用でも、PowerPointで画像入りのプレゼン資料を作るなど、アクティブに
パソコンを使う職種であれば、240GB~256GBくらいの容量を用意したいところです。
PowerPointでプレゼン資料を作るだけなら、120GB~128GBでも十分ですが、客先で
プレゼンを行っている際に「容量不足でフリーズ」といったことがあれば、
商談がうまくいかなくなる可能性もあります。
もし、画像や動画などのデータが増えてきたら、外付けの大容量ハードディスクを購入して
保存しましょう。

クリエイティブな作業をするなら480GB~512GB

ウェブ制作や3Dデザイン/DTPなどクリエイティブ系の職種であれば、480GB~512GBの容量は
欲しいところです。しかし、これらの職種の場合はノートパソコンではなくデスクトップ
パソコンでの作業が中心になることが多いでしょう。
また、場合によってはSSD+HDDのデュアルストレージ構成品を購入する方法もあります。
「起動ドライブとしてはSSDを使い、データ自体はHDDに保存して作業を行う」と
いった併用がおすすめです。

ゲームや動画制作をするなら960GB~1TB

ゲームをメインにパソコンを使うなら、960GB~1TBの大容量SSD搭載モデルを購入すると良い
でしょう。SSD最大の利点は読み込みや書き込みスピードが速い事です。
シーンの切り替えなどでデータを読み込むスピードが速ければ、ストレスなくプレイできます。
反対に次のシーンまで間が開けば、少しの休憩になるかもしれませんがやる気がなくなって
しまうかもしれません。
動画制作の現場でも、素材に素早くアクセス出来る大容量のSSDが欲しいところです。

まとめ

注目度が高く普及が進んでいる SSD ですが、価格や容量、寿命の問題で HDD に及ばない
部分もあるため、両者は一長一短があるというのが結論です。
こちらでは説明しておりませんが現在では両者の良いところ取りをした中間的な SSHD が
登場したことで記憶デバイスの選択肢も広がっています。

それぞれのメリットが発揮されるところに使い分けるのが理想的ですが、それでも両者は記憶装置として万能ではないので大切なデータは、本体以外のオンラインストレージに
バックアップすることを強くお勧めします。

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