「NASとクラウド、どっちが便利?写真・動画の保存やビジネスのデータ管理で迷っている方へ」
本記事では、NASとクラウドストレージの違いをセキュリティ・コスト・利便性の観点から比較。
さらに、初心者でもできるハイブリッド運用の方法も紹介します。
NASとクラウドストレージの違い|どっちが便利?
- NAS(Network Attached Storage)とは?
自宅やオフィスに設置するネットワーク接続型ストレージ。
LAN経由で高速アクセスでき、データを自分で管理できます。
※代表メーカー:Synology、QNAP - クラウドストレージとは?
Google DriveやDropboxなど、インターネット経由で利用するオンラインストレージ。
どこからでもアクセス可能で、共有やバックアップが簡単。
※代表サービス:Google Drive、Dropbox、OneDrive
NASとクラウドストレージのメリット・デメリットを比較
セキュリティ面の違い
- NASのメリット
物理的に管理できるため、第三者によるアクセスリスクが低い。暗号化やVPN設定でさらに安全性を強化可能。 - NASのデメリット
災害や故障時にデータ消失のリスクあり。バックアップ対策が必須。 - クラウドのメリット
プロバイダーによる高度なセキュリティ対策(冗長化、暗号化)。災害に強く、データ消失リスクが低い。 - クラウドのデメリット
情報漏洩やアカウントハックのリスク。外部サービス依存。
コスト面の違い
- NAS
初期投資(本体+HDD)+電気代+メンテナンス。長期利用ではコスト効率が良い。 - クラウド
月額課金制。容量が増えるほどコストが上がり、長期利用では総額が高くなる傾向。
利便性の違い
- NAS
LAN内で高速アクセス可能。外部からアクセスするにはVPNやポート開放が必要。 - クラウド
インターネット環境があればどこでもアクセス可能。スマホやタブレットとの連携も簡単。
比較表(メリット・デメリット付)
| 項目 | NAS(メリット・デメリット) | クラウドストレージ(メリット・デメリット) |
|---|---|---|
| セキュリティ | ◯自己管理で安全性高い ×災害に弱い |
◯冗長化で災害に強い ×情報漏洩リスクあり |
| コスト | ◯長期で安価 ×初期投資が必要 |
◯初期費用なし ×長期利用で高額 |
| 利便性 | ◯LAN内高速 ×外部アクセス設定必要 |
◯どこでもアクセス可能 ×ネットに依存する |
| バックアップ | ◯RAID構成で冗長化可能 | ◯自動同期、クラウド側で冗長化 |
NASとクラウドの選び方|どちらがあなたに最適?
「NASとクラウド、どっちを選べばいい?」
用途や重視するポイントによって最適な選択は変わります。
ここでは、個人利用とビジネス利用の視点からおすすめの選び方を簡潔にまとめます。
- 個人利用:写真や動画を大量に保存するならNAS+クラウドのハイブリッド。
- ビジネス利用:セキュリティ重視ならNAS、利便性重視ならクラウド。
NASとクラウドの速度比較(実測値)
「NASは速いって聞くけど、クラウドとどれくらい違うの?」
ここでは、LAN接続のNASとインターネット経由のクラウドストレージの実測速度を比較し、用途に応じた最適な選び方を紹介します。
| 項目 | NAS(LAN接続) | クラウドストレージ |
|---|---|---|
| ダウンロード速度 | 約80〜150MB/s | 約80〜100MB/s(回線依存) |
| アップロード速度 | 約80〜150MB/s | 約30MB/s(回線依存) |
| 安定性 | 高い(LAN内完結) | 回線品質に左右される |
| 大容量転送 | 数GBでも高速 | 時間がかかる場合あり |
NASはLAN内で完結するため、速度と安定性で圧倒的に有利。動画編集や大量データの扱いに最適です。
一方、クラウドは外出先からのアクセスや共有に強みがありますが、回線速度に依存するため大容量転送は時間がかかる傾向があります。
結論:速度重視ならNAS、利便性重視ならクラウド。両方の強みを活かすならハイブリッド運用がおすすめ。
ハイブリッド運用で安全性と利便性を両立
ハイブリッド運用とは?
NASとクラウドストレージを併用することで、両方の強みを活かす運用方法です。
NASでローカル高速アクセスを確保しつつ、クラウドで災害対策や外部アクセスを実現します。
ハイブリッド運用のメリット
- 安全性の強化:NASに保存したデータをクラウドに自動バックアップすることで、NAS故障や災害時でもデータを守れる。
- 利便性の向上:社内や自宅ではNASで高速アクセス、外出先ではクラウドでアクセス可能。
- コスト最適化:クラウドはバックアップ用途に限定すれば、容量を抑えて月額コストを低減できる。
具体的な活用例
- 写真・動画管理:NASにオリジナルデータを保存し、クラウドに圧縮版を同期して共有。
- ビジネス文書管理:NASで社内共有、クラウドで外部取引先とのファイル共有。
設定のポイント
- Synologyなら「Cloud Sync」
- QNAPなら「Hybrid Backup Sync」
- バックアップ頻度はリアルタイム同期かスケジュール同期を選択。
- セキュリティ対策としてVPN設定、クラウド側の二要素認証、NASの暗号化を必ず実施。
よくある質問
Q1. NASとは何ですか?
NAS(Network Attached Storage)は、自宅やオフィスに設置するネットワーク接続型ストレージで、LAN経由で高速アクセスできるのが特徴です。
Q2. クラウドストレージのメリットは?
どこからでもアクセスでき、バックアップや共有が簡単。災害対策にも強いのが特徴です。
Q3. NASとクラウド、どちらが安全?
NASは物理的管理で安全性が高い一方、クラウドは冗長化や暗号化で災害に強いです。用途に応じて選びましょう。
Q4. NASとクラウドを併用するメリットは?
ハイブリッド運用で安全性と利便性を両立できます。NASにメインデータを保存し、クラウドにバックアップを取ることで災害対策も可能。
Q5. NASの初期費用はどれくらい?
一般的にNAS本体+HDDで2~5万円程度。容量や機能によって変動します。
Q6. 長期的なコストはどちらが安い?
NASは初期投資ありだが長期で安価、クラウドは容量増加でコスト上昇。
Q7. クラウドストレージのおすすめサービスは?
Google Drive、Dropbox、OneDriveなどが人気。ビジネス用途ならセキュリティ機能が充実したプランを選びましょう。
まとめ
NASは高速で安定したアクセスが可能で、長期的なコスト効率も良く、大容量データの管理に向いています。
一方、クラウドストレージはどこからでもアクセスでき、共有やバックアップが簡単ですが、回線速度に依存します。
速度重視ならNAS、利便性重視ならクラウドがおすすめ。両方の強みを活かすなら、NASをメインにクラウドをバックアップ用途で併用するハイブリッド運用が最適です。
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