ゲーミングモニターとは?一般的なモニターとの違いや選び方について解説

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一瞬の遅れが敗北に繋がるシビアなゲームの世界。「敵の動きが速すぎて反応できない…」「操作しているはずなのに、ワンテンポ遅れてキャラクターが動く…」そう感じたことがあるなら、それはモニターが原因かもしれません。ゲーム向けに設計された「ゲーミングモニター」を使うことにより、一般的なモニターやテレビとは一線を画す性能であなたのゲーム体験を劇的に向上させることができます。この記事では、ゲーミングモニターが一般的なモニターと何が違うのか、そして、どのように選べば良いのかを解説します。

ゲーミングモニターとは

一般的なモニターとの大きな違いは、「表示遅延の少なさ(入力遅延の低さ)」と「動きの滑らかさ(リフレッシュレート)」の2点が違います。もちろん、ゲーミングモニターだからといってゲーム専用というわけではありません。通常のPC作業や動画視聴など、他の用途にも問題なく使用できます。ただし、その真価が発揮されるのは、やはりゲームプレイ時と言えるでしょう。メーカーによっては、上記以外にもゲームプレイを快適にするための様々な機能(例えば、暗い場所を見やすくする機能、照準を表示する機能など)を搭載しているものもあります。

一般的なモニターやテレビとの違い

ゲーミングモニターは、一般的なモニターやテレビよりも応答速度が速く、リフレッシュレートが高いため動きの激しいゲーム映像を遅延なく滑らかに表示できる点が最大の違いです。これにより、プレイヤーはより早く敵の動きを捉え、有利にゲームを進めることができます。下記では特に確認すべき点を記載しています。

応答速度

応答速度とは、画面の色の切り替えに要する時間のことで「ms(ミリセカンド)」の単位で表されます。
例えば「5ms」と表記されていれば、画面の切り替わりに0.005秒かかるということになります。数値が小さいほど応答速度が速いことを意味し、応答速度の速いモニターほど残像を抑えて滑らかな映像を映し出すことができます。

入力遅延

入力遅延とは、デバイスから入力した信号がモニターに伝わり、伝わってから実際に表示されるまでのわずかながらタイムラグのことを言います。表示遅延や内部遅延と呼ばれることもあり、ゲーミングモニターは普通のモニターよりも、入力遅延が少なくなるよう設計されています。

リフレッシュレート

リフレッシュレートとは、1秒間に画面が切り替わる回数を表したものです。一般的なモニターのリフレッシュレートは60Hz~75Hz程度ですが、ゲーミングモニターは144Hz~360Hzが目安です。リフレッシュレートが高い分、FPSやアクションゲームといった動きが激しいゲームの映像を滑らかに表示できます。

ゲーミングモニターの選び方

ゲーミングモニターは、扱っているメーカーも製品ラインアップも豊富なため、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。
まずは、「何を重視するか」を考えてみましょう。どんなゲームをプレイするのか、予算はどのくらいかなど、自分が何を重視するのかによって、選ぶべきモニターは変わってきます。

■ゲーミングモニターを買うときの6つのポイント
1.リフレッシュレート
2.応答速度
3.画面サイズ
4.解像度
5.同期機能
6.パネルの種類

リフレッシュレート

数値が高いほど、画面が滑らかに表示され、動きの速いゲーム(FPS、アクションなど)で敵の動きを捉えやすくなります。

【目安】
60Hz/75Hz: 一般的なモニターに多く、RPGやシミュレーションなど動きの少ないゲームなら選んでも良い。
144Hz: スタンダードなゲーミングモニターに多く、悩んだらこの数値を選べば間違いない。
240Hz / 360Hz: より競技性の高いゲームや、とにかく滑らかな映像を求める方におすすめ。

応答速度

数値が低いほど、画面の色の切り替えが速く、残像感が減り、くっきりとした映像になります。
【目安】
5ms以上: 残像が気になることがあります。

1ms/0.5ms: 動きの速いゲームでも快適にプレイできます。

画面サイズ

【画面サイズ(インチ)】
24インチ前後: デスクスペースが限られている場合や、近距離でプレイするのに適しています。
27インチ前後: 一般的なゲーミングモニターのサイズで、没入感と視認性のバランスが良いです。
32インチ以上: より大きな画面で臨場感を楽しみたい方におすすめですが、デスクスペースも必要になります。

解像度

【目安】
フルHD(1920×1080): 標準的な解像度。比較的安価で、高いリフレッシュレートが出しやすいです。

WQHD(2560×1440): フルHDより高精細で、より美しい映像を楽しめます。
4K(3840×2160): 非常に高精細ですが、高リフレッシュレートの4Kモニターは高価になる傾向があります。

同期機能

FreeSync (AMD) / G-Sync (NVIDIA): グラフィックボードとモニターの描画タイミングを同期させ、画面のティアリング(カクつき)を防ぎます。

パネルの種類

TNパネル: 応答速度が速いのが特徴ですが、視野角が狭く色味がやや劣る。主に競技性の高いゲーム向け。
VAパネル: コントラストが高く、黒色が綺麗に表現できる。応答速度はTNパネルよりやや劣るが、視野角は比較的広い。
IPSパネル: 色再現性が高く、視野角が広いのが特徴で美しい映像を楽しめる。
有機EL: 高画質で色鮮やか、視野角も広く応答速度が速い。

※液晶モニターに関する説明は下記記事でもご紹介していますので、参考までに!

フルHDや4Kって何?ディスプレイの解像度や機能について解説
...

まとめ

ゲーミングモニターは一般的なモニターとは違う特徴があります。選ぶ際のポイントを知っておけば、プレイしたいジャンルのゲームに適したモニターを選ぶことができます。まずは、どのようなゲームをプレイしたいのか、また、ゲーム以外にもモニターを使用するつもりがあるのかどうかをよく考えてみましょう。すると、最適な「画面サイズ」や「パネルのタイプ」「要求される表示速度」などが自然と決まってきます。

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