Microsoft アカウントからローカル アカウントに切り替える方法(Windows 10 / 11)

パソコンtip
この記事は約9分で読めます。

Windowsを利用する上で、アカウントの選択は重要です。「どっちを使うべき?」「切り替えるとデータはどうなる?」といった疑問を解消します。本記事では、両アカウントの違いやメリット・デメリット、そして失敗しないための切り替え手順を画像付きで分かりやすく解説します。

【結論】
切り替えてもPC内のファイルは消えません
・OneDriveの自動同期は停止します(必要なら再サインイン)
・BitLocker回復キーは事前に必ず控える

Windowsアカウントは2種類(Microsoft / ローカル)|違いをわかりやすく解説

Microsoft アカウント:クラウド連携が便利なアカウント

ローカル アカウントと同様にWindowsパソコンにログインする為のアカウントですが登録の際にはインターネット接続が必要です。登録したMicrosoft アカウントとPCを連携させることによって、Windows 固有のアプリや便利なクラウドサービス(One Drive など)が利用できます。また、Microsoft アカウントで登録したパソコンを買い替えたときには、新しいパソコンを同じ Microsoft アカウントで登録することによって、今まで使っていたパソコンの壁紙やブックマークなどの設定を、そのまま自動で引き継ぐことができます。

ローカルアカウント:PC単体で完結するアカウント

ローカル アカウントとはパソコン毎にユーザー名と任意でパスワードを登録し、サインインする為のアカウントです。
パソコン固有のユーザーアカウントのため、複数のパソコンに同じユーザー名でアカウントを作成しても、パソコンの設定などは同期されません。「メール」や「カレンダー」などのアプリや、Windowsストアからのアプリのダウンロードなど、OSの一部の機能(Microsoft社が提供するオンラインサービス)が使用できません。
ローカルアカウント作成時、インターネットに接続する必要はありません。

Microsoft→ローカル切り替え前に必ず確認すべきポイント

Microsoft → ローカルへ切り替える時

  • オンラインでのパスワードリセットができなくなる
  • OneDriveなどのクラウド同期が止まる
  • BitLocker回復キーをメモしておく

ローカル → Microsoftへ切り替える時

  • インターネット環境を準備する
  • 他のPCの設定(壁紙など)が同期される可能性がある
  • PINや生体認証の設定が必要になる

アカウントの切り替え方法

Windows 10の場合(Microsoft アカウントからローカル アカウントへ)

  1. 「スタート」ボタンをクリックし表示されたメニューから「設定」をクリックします。
    Windows10 |スタートメニュー→設定
  2. 「設定」が表示されるので「アカウント」をクリックします。
    Windows10 |設定→アカウント開く画面
  3. 画面左側から「ユーザーの情報」をクリックし、「ローカルアカウントでのサインインに切り替える」をクリックします。
    Windows10 |ユーザー情報画面→ローカル切り替え
  4. 「ローカルアカウントに切り替えますか?」が表示されるので「次へ」をクリックします。
    Windows10 |アカウント→アカウント切り替え
  5. 「ご本人確認をします」と表示されますので現在サインインしているMicrosoft アカウントのパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
    Windows10 |アカウント→ローカルアカウント切り替え
  6. 表示された内容に基づきローカルアカウントの情報を入力後、「次へ」をクリックします。
    Windows10 |アカウント→ローカルアカウント入力
    必要に応じて、「新しいパスワード・パスワードの確認入力・パスワードのヒント」を入力します。
    ローカルアカウントにパスワードを設定しない場合はパスワードに関する情報欄へは何も入力しません。
  7. 「サインアウトと完了」をクリックします。
    Windows10 |アカウント→ローカルアカウント切り替え
  8. パソコンが再起動し、ロック画面が表示されたらクリックし、サインインします。

以上でローカル アカウントへの切り替えが完了しました。

Windows 11の場合(Microsoft アカウントからローカル アカウントへ)

それではMicrosoft アカウントからローカル アカウントへ切り替える方法をご案内します。
既にMicrosoft アカウントでサインインしているPCでのご案内となります。

  1. 「スタート」ボタン→「設定」の順にクリックします。
    スタートメニューに「設定」がない場合は、「スタート」ボタン→右上の「全てのアプリ」→「設定」の順にクリックします。Windows11 |スタートメニュー→設定
  2. 「設定」が表示されますので「アカウント」をクリックします。
    Windows11 |設定→アカウント
  3. 「アカウント」が表示されますので「ユーザーの情報」をクリックします。
    Windows11 |アカウント→ユーザー情報
  4. 画面右側にある、「ローカル アカウントでのサインインに切り替える」をクリックします。
    Windows11 |ユーザーの情報→ローカルアカウント切り替え
  5. 「PCの紛失や盗難の際にプライバシーが保護されるように、このPCのコンテンツは暗号化されています。」と
    表示された場合は、「この手順をスキップする」ボタンをクリックします。
    表示されない場合は、次の手順に進みます。
    Windows11 |ローカルアカウント切り替え
  6. 「ローカルアカウントに切り替えますか?」と表示されるので「次へ」ボタンをクリックします。
    Windows11 |ローカルアカウント切り替え
  7. 「ご本人確認をします」と表示されるので表示された画面に従ってPINやパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックします。
    Windows11 |ローカルアカウント切り替え
    例としてPINコードでの本人確認となります。
  8. 「ローカルアカウント情報を入力してください」と表示されるので、「ユーザー名」にローカルアカウントのユーザー名を入力します。
    Windows11 |ローカルアカウント情報入力
    必要に応じて、「新しいパスワード・パスワードの確認入力・パスワードのヒント」を入力します。
  9. 「サインアウトしています」と表示され、しばらくするとロック画面が表示されます。
    画面をクリックして、ロック画面を解除します。
  10. 切り替えたローカルアカウントをクリックして、サインインします。

以上でローカル アカウントへの切り替えが完了しました。


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Microsoftアカウントとローカル、どっちを使うべき?タイプ別に解説

■Microsoftアカウントがおすすめな方

  • 1人で複数のPCやデバイスを使う
    複数の端末間で設定やデータを同期できるため、どのデバイスからでも同じ作業環境をすぐに利用できます。
  • PCを買い替える頻度が高い
    新しいPCに買い替えた際に、Microsoftアカウントでログインするだけで、元の環境を簡単に復元できます。
  • 家族でPCを共有している
    個々のユーザーがMicrosoftアカウントでログインすることで、プライベートな設定やデータを保護しながらPCを利用できます。

■ローカルアカウントがおすすめな方

  • 1台のPCしか持っていない
    データの同期や共有機能が必要ない場合、ローカルアカウントでシンプルに利用できます。
  • 業務でPCを使う
    会社の規定でローカルアカウントの使用が推奨されている場合や、特定のネットワーク環境下での利用にローカルアカウントが適していることがあります。

アカウントの切り替えは簡単なので、ご自身の使い方やライフスタイルに合わせて使い分けるのが良いでしょう。

よくある質問(Microsoft アカウント → ローカル アカウント編)

Q1:ローカルアカウントへの切り替えボタンが表示されません

A:Sモード/職場または学校アカウント/制限設定 の可能性があります。

Q2:切り替えを行うと、保存していた写真やファイルは消えてしまいますか?

A:いいえ、消えません。サインインの方式(認証方法)を変更するだけですので、デスクトップや「ドキュメント」フォルダに保存されているデータ、インストールしたソフトなどはそのまま引き継がれます。

Q3:OneDriveに保存しているデータはどうなりますか?

A:クラウド上のデータは消えませんが、PCとの自動同期が止まります。ローカル アカウントに切り替えるとOneDriveからサインアウトした状態になります。引き続きファイルを使いたい場合は、ブラウザからアクセスするか、再度OneDriveアプリでサインインし直す必要があります。

Q4:切り替え後、パスワードを忘れてしまったらどうすればいいですか?

A:Microsoftのオンライン復旧は使えません。ここが最大の注意点です。Microsoft アカウントの時はWeb上でリセット可能でしたが、ローカル アカウントの場合は、設定時に作成した「秘密の質問」などを使って自力で解決する必要があります。パスワードを忘れないよう、しっかり管理してください。

Q5:Microsoft ストアからダウンロードしたアプリは使えなくなりますか?

A:基本的にはそのまま使えます。ただし、アプリのアップデートや新しいアプリの購入・ダウンロードには、その都度Microsoft アカウントでのサインインが求められるようになります。

Q6:切り替え作業中にインターネット接続は必要ですか?

A:はい、本人の確認のために必要です。切り替えの最終ステップにはインターネットは不要ですが、現在のMicrosoft アカウントの本人確認(パスワード入力や認証)を行うために、オンライン状態で作業を始める必要があります。

Q7:家族で共有しているPCですが、他のユーザーに影響はありますか?

A:いいえ、他のユーザーには影響しません。今回の切り替えは「現在操作しているアカウント」のみに適用されます。同じPCを使っている家族のアカウント設定が勝手に変わることはありません。

Q8:ローカル アカウントにしたら、メールアプリなどは使えなくなりますか?

A:アプリ自体は使えますが、再設定が必要な場合があります。Windows標準の「メール」や「カレンダー」アプリは、アカウントを切り替えた後に再度メールアドレスとパスワードを入力してログインし直す必要があります。

まとめ

Windows PCでは、Microsoft アカウントとローカル アカウントのどちらを使うか選ぶことができます。どちらのアカウントも、Windowsの設定画面から簡単に切り替えることができるので、ご自身のライフスタイルに合わせて最適なアカウントを選んでください。

特に、Microsoft アカウントを活用すれば、万が一の故障や将来的なPCの買い替え時にも、壁紙やブラウザのお気に入りなどの環境をスムーズに引き継ぐことが可能です。

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